にわとりおかんの極上日和　　　　　　　　宇宙人とお弁当

これも、夏休みに入るちょっと前のお話。

幼稚園の遠足の子たちが、
サイピアへきました。

ボランティアのワタクシは、
プラネタリウムのお世話をして、
ドームの出口のところでお見送り。

みんなが思い思いの感想をいってくれるので
とってもかわいい。

学校や幼稚園関係のプラネタリウムの場合は
それに合わせた内容が別にあって。
普段一般人が見るのと内容が違うのですが。

その中で、UFOが近付いて全天で映し出されて、
そのとき、ちらっとだけ宇宙人が乗っているのが
見えるシーンがあるのです。

大体子供達はそのシーンにくいつくんですが…

今日の子は、本気で怖かったらしい。

よっぽどこわかったんだろう。

その場にいた大人一人一人に、
怖かったことを報告していた。

報告の最中も、
ずーっとその小さな手で、
リュックを握り締めていた。

お母さんが作ってくれた
大事なお弁当だもんね。

宇宙人にとられたら、それは絶対困るもんね。

ああ　なんてかわいいんだろう。

大丈夫だよ。
ちゃんと今、背中にしょってるよ。お弁当。

萌えるわあ。

きらきらかわいい子供達。

昼になり、ボランティアも終了。
そのころには、子供達もお弁当。

この日も猛暑日となる暑さだったのですが。
外に張った日よけの下で、
大きな声で「いただきまーす！」

宇宙人にとられずに済んだ大事なお弁当を
みんなで仲良く食べていました♪♪

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