にわとりおかんの極上日和        
ダンシとは宇宙人なり!サイエンスマニアの親子日記☆
書簡集


サイピアでのハンボー期は落ち着いてきそうですが、
11月は添削業務繁忙期と展覧会!
まだ忙しさはもう一山ありそうです。

以前描いていた三島由紀夫の書簡集。

ハンボー期の終わりを待てなくて、
読み始めちゃいました☆


手紙って、書くの好き。
相手に出す手紙の便箋を選び、封筒を選んで、
切手も選ぶ。
その季節のものだったり、その人にちなんだものだったり、
そういうのを選ぶところから手紙を書くことは始まります。
絵を描くのと似てるかな。

で、面と向かわない分、
普段言えないような事を書いてみたり。
内面がちょこちょこと顔を出したりします。

だから、ドナルド・キーンさんと三島由紀夫の書簡集が
あると気づいて、とっても読みたくなったのです。
(三島由紀夫の著作が大好きなんです!)



読んでみれば、内面がどかどかばんばん出ていて、
大変興味深い。

あっ太宰の文章は好きじゃなかったんだ(汗)
(私も実を言うと太宰は苦手ですが…
 何作かは読んだのですが、どうも相性が合わず
 断念(滝汗))



テレビ出演するかどうかに関しても、
えらく心配性で繊細な一面が!(驚)

大雑把な私とは正反対である!(笑)



まあ三島由紀夫氏については、
その生き方とか、死に様とか、嗜好とか、作品以外のところでも
取沙汰されているので
ある一定のイメージが世間に蔓延しているような気がするけどー

手紙を読むと、とても繊細で、とてもユーモアのある
人間味あふれた作家だったことがわかる。

ただ、繊細すぎて、なんというか、むき出しのケーブルみたい。
外界からの刺激を、一定量以上を遮断することができずに
全部飲み込んでしょい込んでしまうタイプ・・・
かもしれません。
こういう人は、生きづらいのだろうなあ、と思ったり。



やっぱり書簡集ってその人が出るから
オモシロい!

川端康成氏との書簡集もあるから、冬にそれも
読んでみよう!

ちなみに、このドナルドキーン⇔三島由紀夫の書簡集は、
三島由紀夫が最後の作品「豊穣の海」を書き終えたあと、
自決事件の直前に書いた手紙で最後になっています。

どうやら事件当日、机の上に置いてあったものをどなたかが
翌日に投函したらしく。
消印は自決の日の翌日の消印になっています。

死に向かう三島由紀夫が、長年親交を深めていたキーン氏に
胸の内を託した最後の手紙は、
短いものですが、
すさまじい迫力で読み手の胸に迫ってきます。



書簡集に興味はあるけれど、
三島はちょっと敷居が高い、という方。

いいのがありますよ!
小説ですが、書簡集の体裁を取った迷作(!?)



私の大好きなモリミーの著書、「恋文の技術」!

秋の夜長、しんみりしたくない人は。ぜひどうぞ!
そーさんも読みましたが、大爆笑していましたよ!


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19歳の息子をもつ、「おかん」です。
子育ての傍ら、科学の種まきの草の根運動やらアート活動やらをしとります。
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