にわとりおかんの極上日和        
ダンシとは宇宙人なり!サイエンスマニアの親子日記☆
災害時のアレルギーについて 心強いアイテム!


少し前に、熊本地震に関連した記事
「知っておいてほしい! 避難生活とアレルギー」
を描きました。
ここを参照

周りの人のサポートが必要になるので
どうかみなさん知ってください、という記事に
したのですが…


もちろん支援やサポートをする人たちの
共通の情報としてアレルギーへの配慮があれば
一番いいのですが。

受け身な対策だけではなく、
もっと自分からの対策も有効なのでは?と
思うようになりました。

アレルギーがあることを、しっかりと自分から
発信していった上で、助けてもらうという方法です。

というのは、例えば特に私は
食べるものが大変限られてしまうために普段から
備蓄をしています。

ところが、避難所にその食べ物を持ちこんで
自分のところに保管していたとします。
周りには、お腹をすかせた大人や、こどもたちがいるとします。
「あの人、自分だけ食糧をため込んで」
「こどもたちでさえ空腹をガマンしているのに
なぜあの食料をこどもたちに提供しないのだろう」

・・・という誤解につながるかもしれないと思う訳なのです。

そうじゃないんです。
もちろんこどもたちには分けてあげたい。それは構いません。
でも私は、大人のみなさんが食べられるものを
食べれないのです、とそのたびに説明するとします。
なんだかとってもつらいです。

そんな思いをするくらいなら。

自分から、自分の口でしっかりと。

そんな事情が分かるように

しておけばいいのではないかと。




もしも避難所生活になったら。
自分のスペースに段ボールの看板を立てて
知らせるとか。

なんて思いながらネットを見ていたら・・・



いいのを見つけちゃったよ!

ちゃんとそういう事を考えた人がいた!

あっぷるんるんくらぶの、食物アレルギー防災カードセット !

ぜひリンク先を見てみてください!
このカードは大変よくできています。

無料でダウンロードできるので印刷して
携帯できます。

郵送料150円だけ負担すれば、
水に濡れたりテープを貼ってもやぶれない合成紙(ユポ紙)
で作ったカードを送ってもらう事もできるようです。
耐久性をお望みの方は、お問い合わせください。



セットの中には、本人が携帯するものと
保護者が携帯するものがあります。

これ、わたし用にも別途作ろう・・・(汗)

これがよいのはですね、
もしも万が一、アレルギーを持った小さな子が
保護者の方と離れてしまったとき。
このカードを持っていれば、何のアレルギーを持つか
周りが知ることができます。
小さな子は、自分のアレルギーを説明するのは
難しいですからね。
うっかりアレルギー物質を与えてしまう事故を
未然に防ぐことができるのです。



我が家のように複雑で多岐にわたるアレルギーを
持っていると、口頭での説明だけではなかなか
理解してもらえないので、
書いておくと話が早い!



アナフィラキシーの際、
どのような手順を取ったらいいか
書いておくことができます。

倒れている場合に、アナフィラキシーショックの
場合がありますとの記載もあるので、
自分が意識がなくても伝えられるからすぐれもの。



どんな薬を持っているか、
発作時にはどうしたらよいのか、
エピペン(注射器タイプの発作時の薬)を
持っているのかどうか、その保管場所はどこなのか、
などなども記載できます。



「食べ物アレルギーなんて食べさせてりゃ治る!」と
譲らず、無理矢理食べさせる方
かなり多くおられます。

もちろん、アレルギーの子を持つ母親たちは、
みんなそのような知識は持っています。
アレルゲンやアレルギーのレベルによっては、
医師の指導の下、そのような対応をしていく場合もあります。

しかし、それでうまくいく場合もあれば、
生死にかかわる場合もあるのです。

それは、いつもそばにいて食事をさせ、
様子をよく知っている母親でないと分からないことなのです。

そうした誤解が、

アレルギーの子を持つ母親たちを

大きく傷つけ追い詰めます。


それで離婚を決意する方もおられます。

どうか、そのような誤解は捨て、アレルギーのことを
よく知ってほしいと願うばかりのワタクシなのです。

アナフィラキシーショックを経験した人にしか、
そのこわさは分かりません。
そーさんは生後11か月で経験。
ぐったりとしたそーさんを連れて急患にかけこんだあの日、
生きた心地がしませんでしたよ・・・



ちなみに、ワタクシもやってます(汗)
アナフィラキシーショック。

今みたいにたくさんのアレルギーがなかったころですが、
小麦+運動誘発アレルギーで 外出先で倒れました・・・
遠のく意識、泣き叫ぶそーさん、
ああ地獄でした・・・

ちなみに、アナフィラキシーショックが
時間との勝負な事も知っておいてくださいね。
私も、「あと少し遅れてたら、アナタ確実に死んでたよ」と
言われました・・・



アレルギーに対する戦いは、
まずは自分をしっかり理解することから。
それから、自分の事情をしっかりと発信できるように
なることが重要。

サイピアのネームカードの中に入れておくかな。
このカードをお守りにして、
万が一のときもがんばろうと思います!


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19歳の息子をもつ、「おかん」です。
子育ての傍ら、科学の種まきの草の根運動やらアート活動やらをしとります。
科学講師として出没したりします。

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